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分野・領域などを問わず、何でも綴る雑記帳

構成プロファイルでWiFiの設定をiPhoneに入れてみた

iPhone5sを使っていたら突如WiFiに繋がらなくなった! と思ったら、設定が消えているっぽい。

頻度は高くないものの発生する度に再設定するのは面倒で煩わしさを感じていたので、構成プロファイルで設定したら消えないかなということでやってみました。

構成プロファイルとは、WiFiVPN、ExchangeのActiveSync等の設定を簡単に設定できるものです。iPhone等にもプロファイルとして登録され利用者さんに設定内容を開示すること無く端末設定できる為、MDM等は入れる程ではないけれど端末を管理・設定したいという方には有効なツールだと思います。

設定が消えるのを対策したい、利用者に設定内容を意識させず簡便に設定したいという方にも、きっと参考にしていただけるのではないかと思います。

1. 作業の前提条件

作業を行うための準備を行いますが、必要なものをリストアップしておきます。

  • Mac (El CapitanでOKでした)
  • Apple Configurator 2 (iTunesからインストールしましょう)

Apple Configurator 2

Apple Configurator 2

  • Apple
  • ユーティリティ
  • 無料


2. 構成プロファイルを作ろう

今回はWiFiの設定のみなので、とっても簡単です。手順は以下のとおりです。他にもProxy、VPN、Exchange ActiveSync、Mail等の設定が可能です。

  • Apple Configurator 2 を起動します。
  • File から New Profile でプロファイル作成画面を起動します。
  • General の Name にプロファイルの名前を入力します。
  • Wi-Fi の Configure をクリックします。
  • SSID、Security Type等を設定します。
  • File から Save でプロファイルを保存します。Auto Joinのチェックを入れておけば構成プロファイルがInstallされると自動接続されます。保存先はどこでも大丈夫です。

ちなみに上記項目は英語環境での表記なので、日本語環境の方は適宜読み替えをお願いします。


3. 構成プロファイルをiPhoneに取り込もう

作成した構成プロファイルをiPhoneに取り込むために、何らかの形で配布する必要があります。Webサイトで配布したり、MaciPhoneを接続するなど色々な方法があります。

今回は、Macで保存した構成プロファイルを右クリックし、ShareからAir DropでiPhoneに配布しました。前述の手順では署名等の詳細な設定・調整はしていないため警告が表示されたりしますが、そのままInstallします。


以上で、WiFiに接続できるようになっているはずです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。