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分野・領域などを問わず、何でも綴る雑記帳

震災の支援方法について思うこと

ニュースで「各地から支援物資を積んだトラックや◯◯隊と呼ばれる方々が現地に出発した」というニュースを見ました。

市区町村からの支援物資輸送について、3.11を都内で体感した者が”もうちょっと良策があるんじゃないのかな”と思うことです。

◯◯市からタオル◯枚・水◯リットル〜を積んだトラックが、◯◯市長の激励を受け出発しました。

早く物資を届けて、一人でも多くの人を助けたいという気持ちは非常に理解できます。現地で大変な思いをされている皆さんも、一刻も早くと願っているとは思う。

だからと言ってバラバラと各地から集結されたら、限られたルートをより渋滞させる可能性は高まるし緊急車両が通れず負の連鎖になりかねない。

こういう時だからこそ、最大のパフォーマンスを出せるよう動く時じゃないのかと思うわけです。県は市区町村を横串でまとめ国は県を横串でまとめ支援の輪をコントロールすることで、物資の内容や量をうまく配分し渋滞回避や現場での混乱も緩和できるのではないかと。

私が都内で3.11に見舞われた時、都内はもとより被災地はどこも渋滞で物資が行き渡らず水・食料・燃料の類が不足する事態になっていました。特に、現地で活動する自衛隊や警察・救急が現場で困っていたという報道もあったように記憶しています。

今回の地震では隣県で燃料の補給はできるかもしれません。しかし、隣県のリソースは本当に必要な方々に回してスポットで現地入りする人たちの現地調達するリソースは極力抑えるべきではないかと思うわけです。

言うは易く行うは難しという言葉の通り、簡単に事は運ばない。各市区町村は個別の実績を成果としてアピールしたいでしょうし、政治的な柵もあるんだろうとは想像できます。人が動けば費用が発生する。トラックの費用・燃料費はどう分担するのかという問題もあるでしょう。

でも、こういう時だからこそ国がそれを先導しなくて誰がやるの?とも感じるわけです。
そういう制約があるのはわかっているけど、国策として横断的にやるとか策はあるんじゃないかと。

即時対応・個別のきめ細やかな対応も大切なことは理解できるし、それを否定するつもりは無いんですが被災という事態には最大効果を狙ったカイゼンを国民が個々に考えられれば良いなと。

数年で大きな地震が断続的に発生する日本という国だからこそ、今回を機にこういったことも考えることも大切だろうというpostでした。

早期の復旧・復興を心よりお祈りしております。
頑張ろう、ニッポン!!